導入企業様の声

人軸で、幅広い業態や非食品も網羅
生活者分析に欠かせない唯一無二のデータ

日本食研ホールディングス株式会社様"

日本食研ホールディングス株式会社様

  • 日本食研ホールディングス株式会社 食未来研究室
  • 室長 児玉 一穂さん(写真右から2番目)
  • 専任課長 西村 啓司 さん(写真左)
  • 係長 大須賀 雄さん(写真左から2番目)
  • 顧客理解
  • チェーン横断
  • 流通商談

ブレンド調味料から食材、資材までを製販一貫モデルで提供する日本食研グループのシンクタンクとして、「食」を分析。食ビジネス活性化のための情報を発信している「食未来研究室」では、市場を分析するためのデータの一つとして、IDレシートBIツールを高く評価し、ご活用いただいています。利用状況と導入の経緯について、担当者様に詳しくお話を伺いました。

【会社概要】ブレンド調味料と加工調理食品の総合食品メーカー「日本食研」

――日本食研の事業概要についてご紹介ください。

児玉さん:日本食研は、年間9,600品目におよぶ「ブレンド調味料」や「加工調理食品」を取り扱う総合食品メーカーです。1971年に香川県高松市で創業され、今ではタレや粉末の「ブレンド調味料」を中心としたあらゆる食品関連商品を国内外で取り扱うグローバル企業となります。

大須賀さん:当社では、「味の作曲家」として、美味しく健康的な食品を提供し続け、世界の食文化に貢献しながら永遠企業を目指して、世界の食文化の開拓者として、全世界の人々の笑顔を作りたいと願って活動しています。

――皆さまの所属する食未来研究室について教えていただけますか。

児玉さん:食未来研究室は、日本食研グループの社内シンクタンクとして2013年に創設されました。日本食研グループのビジョンである「生活者の豊かな食シーンづくりに貢献~もっと新しく、もっと豊かに~」を実現していくため、生活者目線で食全体を大きく捉えた変化やトレンドを調査分析し、食ビジネスの活性化を通して、生活者の日常の食卓をより楽しく便利にできるような提案を行っています。

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【利用状況】生活者の購買行動を分析する上での重要な情報源

――IDレシートBIツールの利用状況について教えてください。

児玉さん:食未来研究室では、様々な調査や分析を行う中で、POSデータをはじめ複数のデータを活用しています。その中でも、フェリカネットワークスさんが提供するIDレシートBIツールのデータは、属性別に商品別・時間別の売上動向が詳細に記録されており、生活者の購買行動を分析する上で欠かせない、重要な情報源となっています。

西村さん:これまで利用していた他のデータの中にも、コンビニエンスストアの動向がわかるものはあったのですが、例えば「ご飯弁当」や「肉弁当」のように、あいまいな括りの見え方しかできませんでした。詳細な情報がないために、思ったような分析や提案ができなかったのですが、フェリカネットワークスさんのデータでは商品別で分類が詳細になされているので、より精緻な分析や提案が可能となりました。

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――IDレシートBIツールの利用頻度はどのくらいですか。

児玉さん:定期的に使用するというよりも、必要な場面で集中的に利用するというイメージとなります。証拠はありませんが、かなり使う頻度は高い方じゃないかなと思います(笑)。

【採用理由】データの分類精度を評価。既存データでは難しい分析も可能に

――IDレシートBIツールを導入した経緯について教えてください。

大須賀さん:何年も前からレシートデータには興味を持っていたものの、分類精度に課題があり、導入するまでには至りませんでした。そんな時、フェリカネットワークスさんが発行された「コンビニ攻略レポート」をダウンロードしたのですが、調べるとデータ分類の精度が非常に高く、既存データでは分析が難しい情報にも対応していることがわかりました。

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児玉さん:コンビニエンスストアだけでなく、スーパーやドラッグストア、ホームセンター、外食など幅広いところまでカバーされており、シンプルに優れていると感じました。

人軸でIDに紐づいていることに加え、食品のみならず非食品の購入まで見られることが非常に大きいです 。

例えば、フェムテック(Femtech)の市場を考えた時に、ドラッグストアで特定の保健薬を買っている人 が、普段どのような買い物をしているのか、という分析がIDレシートBIツールならできます。これは、相当価値があることだと思っています。

さらに、このような顧客層が、どのような商品や文字に反応するかを分析することで、 大きなヒントを得ることができます。これはわかりやすい例に過ぎませんが、IDレシートBIツールを使い込んでいくと、これまでなかった市場を分析するという新しい使い方や、ここでしか得られない顧客ニーズ が見えてくることがあり、可能性を感じます。

【効果・期待】データを活用することで提案力が向上

――IDレシートBIツールの導入効果について教えてください。

児玉さんID別、日別、時間別、商品別、業態別で見ることができるのがすごい。他にはない、唯一無二のデータですね。競合分析をする場面にも最適です。生活者はチェーンAもチェーンBも行っている、などもわかるので、説得力のある資料を作ることができます。IDレシートBIツールのデータを分析することで、これまでは営業担当者が感覚でプレゼンをしていたような場面で、データに基づいた提案ができるようになっています。

西村さん:例えば時間帯の話であれば、「焼肉弁当」を夕方に強化すべきという提案をする際、エビデンスとともに伝えることができるので、「勉強になったよ、ありがとう」と得意先様にも喜んでいただけます。この例であれば、実際に焼肉弁当の見直しがかかるなど、何等かのアクションにも繋がっていきます。 また、客数PI値を活用した事例もあります。客数だけですと商圏や店規模の影響を受けてしまい比較しづらいのですが、IDレシートBIツールならば、それぞれの金額PI値を算出することができるため、相対的な商品力・売場力を示すことができます。得意先様へ惣菜のメニュー提案をした際も、各チェーン別の惣菜金額PI値を算出しました。上位企業の人気惣菜を分析した上で、「強化すべき惣菜はこれです」とご提案すると、納得感が違います。

児玉さん:よく営業担当と情報交換をするのですが、様々な企業からIDレシートBIツールを利用しているという話を聞きます。流通商談では、一つのテーマに対し複数社から提案をする形になりますが、その後にバイヤーの方から、どこの提案が良かった、というフィードバックをいただくことがあります。その中にフェリカさんのデータを使った分析が入っているので、やはりいいのでしょうね。

日本食研ホールディングス株式会社様 サンプルイメージ:「企業別惣菜点数PI値」と「1回の買い物で購入される惣菜の点数別の売上構成比」



――フェリカネットワークスに対する要望や期待があればお聞かせください

西村さん:他社さんのツールですと何年も機能が変わらないものもありますが、IDレシートBIツールは、機能や使い勝手が頻繁に改善され続けています。その点は本当に素晴らしく、フェリカネットワークスさんのサービス提供に対する姿勢が垣間見えるようで、多くのメーカーや小売店などで採用が相次いでいるのもわかる気がします。
一方、コンビニエンスストアのレシートデータが中心だと、どうしても若い年齢層の動向が目立ってしまうので、スーパーなど高めの年齢層に関してもデータが充実するとさらにデータのクオリティが上がると思います。

児玉さん:IDレシートBIツールはもちろんですが、N=1のユーザー分析など、さらにフェリカネットワークスさんのデータを有効活用するためのワークショップにも興味を持っています。これからも、アドバイスや相談に乗ってもらえると助かります。

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