家計簿レシート何でもランキング提携する大手家計簿アプリのレシートデータを、フェリカネットワークスの「商品特定システム」で解析し、
その結果を様々な切り口で集計した「家計簿レシート何でもランキング」を公開しています。
コンビニ人気商品ランキング
【コンビニパン編】 (2021年12月)
今回はレシート購買データをもとに、2021年12月におけるコンビニ3社の「コンビニパン」カテゴリで、購入数の多い商品を調べてみました。各社で人気商品はどのような違いが出てくるのでしょうか?
さっそく、各社の人気商品を調べてみましょう。
セブンイレブン
商品名
- メーカー名
- 購入者率
-
購入者あたり
購入数
やさしい甘さのメロンパン
- PB
- 6.3 %
- 1.3
つぶつぶコーンスティック
- PB
- 6.2 %
- 1.3
セブンプレミアム ふわもちチョコスティック 6本
- PB
- 4.9 %
- 1.4
コクと旨みのカレーパン
- PB
- 4.6 %
- 1.2
アーモンドチョコホイップ
- PB
- 4.3 %
- 1.2
セブンプレミアム しっとりたまご蒸しパン
- 山崎製パン
- 4.1 %
- 1.4
しっとりホイップあんぱん
- PB
- 4.0 %
- 1.2
りんごデニッシュ 4個
- 山崎製パン
- 4.0 %
- 1.3
セブンプレミアム セブンブレッド
- 武蔵野フーズ
- 3.9 %
- 1.3
クイニーサンドミルク
- PB
- 3.8 %
- 1.1
購入者率:該当チェーン/カテゴリでの総購入者数に占める商品購入者数の割合
※一部集計に含まれていない商品もございます
1位は、「やさしい甘さのメロンパン」でした、しっとりした下生地に口どけのよい上生地を被せたメロンパンです。10位には新商品、デニッシュ生地にコクのあるクリームをサンドした「クイニーサンドミルク」がランクインしました。3コンビニで唯一食パン「9位 セブンブレッド」がランクインしました。
ファミリーマート
商品名
- メーカー名
- 購入者率
-
購入者あたり
購入数
チョコクロワッサン
- PB
- 8.4 %
- 1.4
毎日食べて満足!大きいウインナー 袋1個
- フジパン
- 8.2 %
- 1.3
ファミマ・ザ・メロン
- PB
- 6.3 %
- 1.3
アップルクリームデニッシュ
- 山崎製パン
- 5.5 %
- 1.4
ファミマ・ザ・カレー
- PB
- 5.1 %
- 1.3
チョコチップスナック 6個
- 山崎製パン
- 4.5 %
- 1.2
大きいあらびきチョリソー
- PB
- 4.5 %
- 1.3
ファミマベーカリー たまごドッグ 袋1個
- 敷島製パン
- 4.4 %
- 1.4
しっとりケーキ
- PB
- 4.1 %
- 1.4
たっぷりミルキーホイップパン
- PB
- 4.0 %
- 1.2
1位は「チョコクロワッサン」でした。バターが香るクロワッサン生地で、くちどけなめらかなチョコレートを包み香ばしく焼き上げています。10位は不二家のミルキーホイップをたっぷりサンドした新商品「たっぷりミルキーホイップパン」がランクインしました。
ローソン
商品名
- メーカー名
- 購入者率
-
購入者あたり
購入数
スパイス香るビーフカレーパン
- PB
- 4.5 %
- 1.3
ちぎれるミルクフランス
- PB
- 4.4 %
- 1.2
チョコチップスナック 袋6本
- ローソン
- 4.3 %
- 1.5
MILKパイサンド
- PB
- 4.2 %
- 1.1
こんがりチーズのベーコンマヨネーズ 袋1個
- ローソン
- 3.8 %
- 1.3
白いふわふわパン
- PB
- 3.8 %
- 1.2
クリーミーホイップデニッシュ 1個
- ローソン
- 3.6 %
- 1.3
はみでる板チョコメロンパン
- PB
- 3.2 %
- 1.1
あらびきソーセージ
- PB
- 3.1 %
- 1.3
ふわっとしたコッペ いちごジャム&マーガリン
- PB
- 3.1 %
- 1.2
購入者率:該当チェーン/カテゴリでの総購入者数に占める商品購入者数の割合
※一部集計に含まれていない商品もございます
1位は、「スパイス香るビーフカレーパン」でした。3位の「チョコチップスナック 袋6本」は、購入者あたりの購入数が1.5と高く、リピート購入率が高いことがわかります。カカオ風味豊かなチョコチップを入れて、マイルドな風味と軽い口あたりに焼き上げたパンとなっています。
コンビニパンの購入者率上位トップ10は、各社で全てPB商品でした。商品に注目すると、「メロンパン(①)」「カレーパン(②)」「チョコチップスナック(チョコスティック)(③)」がいずれも購入者率トップ10以内にランクインしていました。
今回は、①②③の購入特徴(購入時間帯)について調べました(下記図参照)。
平日の購入時間帯では、「メロンパン」は時間帯に大きな方よりは見られず、「カレーパン」は9時台が11%と最も高く、「チョコチップスナック」は14時台が12%で最も購入されている特徴がみえました(各コンビニで、上記のパンの購入時間帯は凡そ同じ傾向のため、3社まとめて抽出)。
フェリカネットワークス IDレシートデータ(2021年10-12月集計)
続いて、3社で特徴の異なる「メロンパン」の購入者属性の違いについて調べたところ、男女別での「既婚・未婚」と「年代」において、興味深い傾向が表れました。
フェリカネットワークス IDレシートデータ(2021年10-12月集計)
男性別でみると、「年代」「既婚・未婚」の調査ではセブンイレブン、ファミリーマートは同様の傾向ですが、ローソンは30代までの比較的若年層で、未婚率の購入層が多い結果となりました。一方、女性別でみると、ファミリーマート、ローソンでは似たような傾向ですが、セブンイレブンは30代以上で、既婚者の購入割合が最も高い傾向でした。
メロンパンと同時併買されている商品の傾向についても調べてみました。上記の男女別購入者属性の違いで属性の差異が大きかった、セブンイレブンの「やさしい甘さのメロンパン」と、ローソンの「はみでる板チョコメロンパン」での同時併買商品を比べました(下記の表参照)。
フェリカネットワークス IDレシートデータ(2021年10-12月集計)
比較してみると、「やさしい甘さのメロンパン」はおにぎりやホットコーヒーとの併買が多く、「はみでる板チョコメロンパン」は菓子パンや総菜パンとの併買が多い特徴であることがわかります。
「セブンイレブン やさしい甘さのメロンパン(371kcal)」は甘さ控えめでおにぎりとの併買も多く、主食の一つとして購入されているとも考えられます。「はみでる板チョコメロンパン(479kcal)」はお菓子感覚のメロンパンとなっており、ホットスナックやパンとの併買が多いため、小腹みたしや、お菓子の延長としても購入されているようです。
いかがだったでしょうか。フェリカネットワークスでは、このようなコンビニチェーンごとのカテゴリ売れ筋商品データをお出しすることが可能です。コンビニだけでなく、スーパーやドラッグストア、ディスカウントストアなどにも対応しています。