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コンビニ人気商品ランキング
【カップ麺編】 (2021年8月)
今回は、レシート購買データをもとに、2021年8月におけるコンビニ3社の「カップ麺」カテゴリで、購入数の多い商品を調べてみました。各社で人気商品はどのような違いが出てくるのでしょうか?
さっそく、各社の人気商品を調べてみましょう。
セブンイレブン
購入者率:該当チェーン/カテゴリでの総購入者数に占める商品購入者数の割合
※一部集計に含まれていない商品もございます
1位は「セブンプレミアム 蒙古タンメン中本 旨辛味噌」で、購入者率は2位以下と大きく差を開き11.8%でした。今回は、大人気「セブンプレミアム 蒙古タンメン中本 旨辛味噌(1)」の購入特性について、購入率2位の「日清カップヌードル シーフード(2)」と購入状況の比較をしてみました。
まず、コンビニで購入されている曜日や時間帯の比較です。(1)は金曜日が特に高く、時間帯はお昼12時のほかに夕~夜の購入率がおしなべて高い傾向です。金曜日にフォーカスすると、とくに18~22時の時間帯が高い傾向があり、一週間の疲れを辛さで吹き飛ばしたいユーザ心理がみえるようでした。一方(2)は、曜日に関係なく購入されており、朝と昼の購入に集中する傾向でした。
次に、同時併買の比較です。(1)は「おにぎり類」の同時併売率が最も高く、(2)と比較すると「サラダ」の同時併買率も高い傾向です。同時購入の多いカップ麺は、「蒙古タンメン中本」シリーズやセブンイレブン期間限定カップ麺が多い結果となりました。 (2)は「カップ麺類」の同時併買率が33.6%と、(1)より一段と高い傾向でした。「コーヒードリンク(アイスコーヒー)」も比較すると高い傾向です。同時購入の多いカップ麺は、「日清カップヌードル」シリーズの購入が多い結果となっています。
同じカップ麺購入でも、併買商品や好みのカップ麺の傾向は異なっていることがわかります。
最後に、1回購入あたりの平均金額と平均購入個数について調べてみました。(1)(2)の商品単価はほぼ変わりませんが、1回購入あたりの合計購入額は(1)の方が150円以上高いことがわかりました。平均購入点数は(1)の方が少ないため、同時に購入している商品単価が(1)の方が高いといえます。セブンイレブンからすると、PBでもある(1)の購入者の方が単価の高い商品を買ってくれる優良客といえます。
今回は「セブンプレミアム 蒙古タンメン中本 旨辛味噌(1)」の購入状況を、レシートデータを活用して深堀りしました。レシートデータがもつ情報から読み解くと、購入曜日や時間帯、併買状況や平均購入額などを調べることができ、ユーザー理解に繋げることが可能です。
ファミリーマート
購入者率:該当チェーン/カテゴリでの総購入者数に占める商品購入者数の割合
※一部集計に含まれていない商品もございます
1位は「日清カップヌードル シーフードヌードル 75g」でした。新商品は3つがランクインしており、3位は札幌の名店「けやき」が監修した「けやき 濃厚辛味噌ラーメン」、5位は全国に200店舗以上展開する「来来亭」が監修した「来来亭 旨辛麺」、9位は神田の名店「鬼金棒」監修の「カラシビ味噌らー麺」でした。ランクインした新商品は全てファミリーマート限定、有名ラーメン店監修の辛味カップ麺でした。
ローソン
購入者率:該当チェーン/カテゴリでの総購入者数に占める商品購入者数の割合
※一部集計に含まれていない商品もございます
1位はファミリーマート同様「日清カップヌードル シーフードヌードル 75g」でした。3位はビッグサイズの「日清カップヌードル シーフードヌードル ビッグ104g」がランクインしました。8月度のローソンカップ麺の購入率トップ10は全て日清食品でした。ローソンでは日清食品が、とくにカップ麺の市場シェアを大きく占めていることがうかがえます。
各コンビニともに、8月度は全体的に各カップ麺の購入者率が前月よりも増加傾向でした。各商品に注目すると、セブンイレブンとファミリーマートは辛味の効いたカップ麺が人気でした。ローソンもシーフードヌードルなど、塩味の効いたカップ麺が購入者率上位という結果でした。
フェリカネットワークスでは、このようなコンビニチェーンごとのカテゴリ売れ筋商品データをお出しすることが可能です。コンビニだけでなく、スーパーやドラッグストア、ディスカウントストアなどにも対応しています。
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